Excel 重複を発見・防止する方法 (条件付き書式、データの入力規則等)

Excelにて重複を発見したり、そもそも防いでしまいたい、という場合のメモ。


「データ」リボンの「重複の削除」で削除はできる。
この場合、複数列あったらすべての列が重複しているものが削除されるので、特定の行で重複が起きている場合で削除、あるいは抽出したい場合に以下の方法が有効かと思います。

発見

発見したい行を選択し、「ホーム」リボンの「スタイル」中の「条件付き書式」で「セルの強調表示ルール」→「重複する値」で色付け。
さらに抽出したい場合、ここで説明した「フィルタ」を使って色ごとにソートないしは表示すれば大丈夫です。

2003では条件付き書式で色付まではできるかも知れませんが、色ごとソートできないので不便かも知れないですね。

防止

そもそも重複していたら、エラーメッセージなどで教えて欲しい、って場合の説明をここでします。
重複を防ぎたい列の先頭を選択し、「データ」リボン「データツール」内の「データの入力規則」を選択します。
そして、「設定」タブの「入力値の設定」で「ユーザー設定」を選択し、「数式」部分に

=COUNTIF([重複を防ぎたい範囲],[アクティブセル])<=1

と入力しましょう。
[アクティブセル]は選択され、文字を打つと入力されるセルのことです。
この際、[重複を防ぎたい範囲]は「F4」キーを使って絶対参照にしておくようにしましょう。(「$A$4:$A$20」のように、$マークが付くはずです。)
そして、先頭のセルから書式(?)をドラッグしてコピーして、重複を防ぎたい範囲に入力規則を適用させればOKのはずです。

入力規則について

入力規則の「エラーメッセージ」タブでは、入力規則が適用された場合にどのような表示を行うかや、どのような処理を行うかを設定できます。
「エラーメッセージ」タブの「スタイル」が処理になります。

  • 停止:無効なデータが入力されれば処理を停止し、無効なデータは入力することができない。
  • 注意:無効なデータが入力されると、そのデータを入力されるかを問われる。はい(YES)を選択すれば無効なデータでも入力可能。
  • 情報:無効なデータが入力されると、そのデータが無効なデータであることが伝えられる。入力したデータはそのまま。

今回の場合、「無効なデータ」は「重複データ」になります。